関節リウマチ回顧録④  再度受診

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パートはお休み出来ましたし、近くに住む姑の介護はケアマネージャーさんに相談してヘルパーさんに来てもらう時間を増やしてもらったので、家で安静に出来る環境は整っていましたが、痛みに耐えることに疲れてしまいました。疲れるなんて、痛みと戦うしかない状況の方にはひどい言い方ですね…。ごめんなさい。

目次

予約日を待たず受診しました。

前回リウマチ確定でメトトレキサートの服薬を開始した受診日から2週間後が次回の予約日でしたが、10日目、クリニックに電話をして状況をお話しし、その日に受診出来ることになりました。
(大学病院や総合病院ではこうもすんなりと受診出来なかったのではと思うと個人クリニックにして良かったと思います。)

先生ならどうにかしてくれるという確信みたいなものを持ちながら、状況を伝えると、

「それは辛かったですね。」

と優しく仰ってくださいました。

ステロイド内服薬が処方されました

本日、処方されたお薬は

  • メトトレキサート(抗リウマチ薬)<1週間のうち1日2回、2錠(4㎎)ずつ朝晩服用>
  • フォリアミン錠(葉酸欠乏の予防薬)<1週間のうち1日1回、1錠(5㎎)ずつ朝服用>
  • ロキソニン錠(鎮痛剤)
  • ムコスタ錠(胃薬)(ロキソニン服用時に)
  • プレドニゾロン錠(ステロイド内服薬)<1日2回、1錠(5㎎)ずつ朝晩服用> NEW!

ステロイド内服薬って…

昔の話ですが、父がリウマチの痛みのひどい時にステロイド内服薬を3日間くらい処方されたことがあったので痛みに効果があることはわかっていました。

先生は

炎症を抑えて痛み・腫れを取る作用が強力ですが副作用の強い薬なのでリウマチの薬の効果が出るまで短期間限定で痛みを抑えるために使いましょう!」

と仰いました。

その時は「これで痛みが治まるんだ!」という希望に満ちた思い(大袈裟ですが)と、「やだ!私、結構重症?」と言うちょっと悲劇のヒロインチックな気持ちでした。

そして、家に帰って早速サーチ。副作用、副作用、副作用の文字!

いらいら感、不眠、消化不良、下痢、吐き気、食欲増進、脂肪の異常沈着(ムーンフェイス、肩やおなかが太る)

など、よくある初期によくみられる副作用のほかに、たまに見られる副作用を含めたら、パソコンの画面1ページでは収まらない程でした。すべて気にはなりますが、決して痩せてはいない私としてはムーンフェイスや太るというのは結構気になる副作用でした。

しかし短期間限定ということでしたので、不安はあるものの、すぐ朝の分の服用を開始しました。

生物学的製剤【フュミラ】を開始しました。

同時に生物学的製剤の【フュミラ】を併用することになりました。

最初の治療方針では、

  1. 抗リウマチ薬(メトトレキサート)+ 痛み止め(ロキソニン錠)
  2. 2か月程で効果が出なければ、❶+生物学的製剤(皮下注射や点滴)
  3. さらにJAK阻害薬(錠剤)

ということでしたが、疾患活動性が高い(痛み腫れがひどい)ので、さっそく❷に進むことになった訳です。

自己注射⁈

診察の後、ヒュミラの注射のためまずは看護師さんに説明を受けました。

え?こちらで打っていただけないんですか?

こちらでもできますが、お家で出来るとラクですよ!

サチコ

ちょっと怖いです…

ご高齢の方もご自分でやってらっしゃいますから大丈夫だと思いますよ。しっかり慣れるまで一緒にこちらで練習して、自信が付いたらお家にしてもいいですよ。

私、採血とか普通の注射は全然平気なのです。

でも「リウマチの自己注射」についてお話している方のYouTubeで、「痛くて辛い…」とか「注射の前日から動機がした」などと言っていたのを観てしまって…。

「痛いですか?」とお尋ねすると「私は打ったことないので…」と。

そこは「打ったことないですけど、皆さん平気そうですよ」位の事を言ってくれ~と思いましたが。

いざ注射!

全然平気でした!

もちろんチクッとはしますよ。お腹に打つので感覚は違いますが採血と同じくらいの痛さです。

ペンタイプなのでビジュアル的にも怖さが無いです。

色々諸注意を受けて終了しました。

生物学的製剤【フュミラ】のメリット

効果が出るが早い

リウマチ治療薬で効能が現れるまでに平均1~3か月かかるのに対して、生物学的製剤は1か月以内に聞く例が珍しくないそうです。そのため、疾患活動性が高い場合や日常生活に支障がある人に併用されることが多いそうです。

メトトレキサートの併用で1+1が 3、4になる。

単独で使う場合と比べて、組み合わせて使う場合は、上乗せ効果があることがわかっているそうです。

リウマチの原因である「免疫の異常」に作用するメトトレキサート+炎症を引き起こす物質の働きをピンポイントで妨げ関節破壊の進行を抑制するフュミラなどの生物学的製剤を併用することで一網打尽にリウマチを抑え込むらしいです。

副作用が少ない

生物学的製剤は名前の通り、その成分が生物由来のタンパク質で化学合成の薬でないため、肝臓や腎臓への副作用が比較的少ないとされているそうです。

ただし免疫の働きを抑える薬なので感染症には注意が必要とのことです。

生物学的製剤【ヒュミラ】のデメリット

価格が高い!

ズバリこれです!ヒュミラに限らず生物学的製剤は高額です。

3割負担で、メトトレキサートが1か月2000円程度なのに対し、生物学的製剤は2万円~4万円程度します。

劇的に回復

効果を期待しつつ、クリニックを後にしました。

お昼ごろ帰宅しさっそく ステロイド内服薬【プレドニゾロン錠】を服用しました。

夜には変化が…。

気のせいなのか夜にはなんとなく痛みが和らいでいる気がしました。

まだ、痛みはあるものの明らかにロキソニン錠とは違う感じです。痛み止めでもないのにそんな早く効き目が出るの?不思議になりながら、久しぶりににこやかに家族と夕食を食べました。夜にまたプレドニゾロン錠を服用して就寝しました。

そして気のせいではなく、明け方痛くて目が覚めることもなく、朝まで寝ることが出来ました。

劇的に回復しました。

翌日は痛みはかなり改善しているものの、痛くて動かせない身体を脳が覚えている感じで、怖くてソロリソロリと行動していました。

主治医の先生も

「痛みが治まってもあまり無理しないようにね!」

痛みが治まってもあんまり無理はしないようにね!

と仰っていたので、自分の頭の中では「治ってないけど痛みだけ無い状態」と解釈していました。

その後は、痛みは劇的に軽減し、痛いところは左の肩のみになりました。やはり、左の肩は「肩関節周囲炎(五十肩)」だったのだと思います。でも左肩の痛みも当初の痛みに比べたら比べものにならない程軽くなりました。

それ程、プレドニゾロン錠は強い薬なのかと怖さも感じましたが、やはり

痛くない生活は幸せ!です。

リウマチ回顧録⑤ 早くも副作用…? に続く

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